昔書いたもの 誰かが指先に引っ掛けて遊んでた透明の風船を、針でつついて穴をあけた。割る直前まで息を殺したおもちゃたちがいなくなるとみんなそれぞれの持ち場に向かって無秩序な隊列を組み始め、ふわふわ頭の上の空間が全部彼らだったことを教えてくれる…
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